コンクリート構造物の施工に用いる機械は、成型機と呼ばれるスリップフォーム工法専用機で、現状では国内生産されていないため、全て海外から輸入されています。 成型機は、通常、走行装置(クローラまたはタイヤ)、センサー制御装置、コンクリートを供給する搬送装置、鋼製型枠(モールド)および締固め装置から構成されています。 構造物の施工は、通常、成型機に装備されたセンサー制御装置(方向性の制御、高さの制御、傾斜の制御等)により行っていることから、良好な仕上がり精度が確保でき、これがスリップフォーム工法の特長の一つとなっています。
成型機の種類は大型機、中型機、小型機の3タイプがあり、全国に約50台程度導入されており、構造物の種類によって使い分けられています。 |